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140×8 [小話(こばなし)]

龍は丁寧に真綿で絞めた後、形を整え天日で水気を抜いて金箔などを貼り付けて土産物屋へ卸します。魔除けや招福なぞに効果が高いですが天然の龍を釣るのに使うのが実が一番良いのです。哀れに思って助けようとする所を捕らえる訳であの魔物は人間よりよほど情が深いのでしょうね。



夢が無いならお金を稼ぐと良いですよと男は言って食事を切り上げた。夜のレストランには私たちの他に人はいない。お金を稼ぐなら悪いことを少しするのがコツです、夢と天国が遠退きますが、夢は無いのだから良いじゃないですか、天国だって無いかもしれない。そういうと満足そうにゲタゲタ笑うのでした



火吹き男が舐めるように火を吹いて、ピエロは数個の球を宙に弄び。猛獣使いがライオンの鼻先にピシリと鞭を鳴らす。象たちが駆け巡り、空中ブランコが優雅に揺れ、怪力の男が女が笑う。団長が諸手をあげて君をサーカスに招く「もう、逃げられないよ」



江戸期にはまだ国の形が分かっていなかった。渡来した測量技術でも、航空機による写真でも、衛星写真ですら分からなかったのだから無理もない。なぜこうも国の形が変わるのかは、地中深くに大鯰が発見されるまで理由がつかない世界の珍事だった。今後の大鯰とのコンタクトに期待せずには居られない。



公園のベンチで一人相撲を取っている集団をボーッと見ていたら、こちらに気付いたらしく一人がニコニコしながらやって来て、貴方も一緒に一人相撲を取りませんかと誘われた。暇なのでやってみてるが、相手は自分自身、自分自身に打ち克つのが目的という事でなかなか奥深いもののようだ。



イモムシの一生は葉を食べるためにあるの。イモムシ姉さんは黙々と葉を食べる。葉を食べる事に意味があるんですかと聞くと、。そうねぇ、私にはわからないけれど、意味が有ったら素敵な事ねと明るく笑うイモムシ姉さんなのだ



伯爵は夜を広げようとし、王様は昼を広げようとする。原初から続く二人の遊び。雲や月がちょっかいを出すが、二人の遊びは終わらない。エジソンが白熱電球を広めてから王様が少し有利になった



夜に流れる雲を見ながら酒を飲んでいると、視野の端の小人が見える。彼は何としても夜を昼に変えたいようだ。代え難いものを変えるなど、英雄の器でも足りぬ。百年ほどそうする小人を見ていた後、彼にプロメテウスという名を与えた。罪人だが半分神のようなものだ


なんかツイッターが変なので、良さそうなのを、幾つか、メモ帳に書いてた段階の物なので、草稿状態物もあるかもしれないす。


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makimaki

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by makimaki (2014-04-24 16:12)